胃がん検診
予約・受診について
事前予約制にて胃がん検診を行っております。50歳以上の偶数年齢の方は、バリウム検査の代わりとして胃内視鏡検査を選択できます。胃内視鏡検査による港区がん検診枠には限りがあるため、ご希望の方はお早めにご予約ください。なお、当院では負担の少ない経鼻内視鏡検査を実施しております。ご予約の際には、以下の項目を必ずお読みいただき、ご予約ください。
胃部内視鏡検査が受診できない方
胃がん検診受診券に「内視鏡」の記載がない方、または胃がん検診受診券をお持ちでない方、または胃がん検診受診券があっても、以下に該当する方
- 妊娠中の方
- 胃内視鏡検査に関する同意を得られない方
- 入院加療中の方
- 胃炎や胃潰瘍など、胃に疾患がある方
- 以前に何かしらの胃の病気に罹ったことがある方
- 胃全摘出など胃の手術歴がある方
- 急性心筋梗塞や重篤な不整脈、呼吸不全などがある方
- 咽頭や鼻腔に重篤な疾患がある方、内視鏡スコープを挿入できない方
- 明らかな出血傾向のある方、またはその疑いがある方
- 血圧が極めて高い方
- 全身状態が極めて悪く医師に検査が出来ないと判断された方
など
胃がん検診の「内視鏡検査」のご説明
- 経鼻・経口によって内視鏡スコープを挿入し、胃粘膜を直接観察します。
- 喉や鼻の麻酔のみで検査が可能です。
- 港区検診では鎮痛薬及び鎮静薬は使用できない決まりになっておりますので、あらかじめご了承ください。
- 港区検診は無料ですが、生検が必要になった場合は保険診療となり自己負担分をお支払いいただきます。このため、検診当日は保険証をお持ちください。
- 生検を行うと粘膜に傷がつくため、検査後当日の食事は消化の良いものを摂り、飲酒や長湯、過度な運動、長距離の旅行などは控えてください。
検査前日について
胃内視鏡検査では、胃内に食べ物や胃液が残っていると正確な検査が行えません。そのため、食事を摂った後は10時間以上経過してから検査を受ける必要があります。水分は水やお茶で構いませんが、アルコールの摂取は避けてください。また、通常服用している薬がある場合は、通常通り服用して構いません。
検査当日について
当日は、お腹を締め付けない、ゆったりとした楽な服装でお越しください。高齢の方や体の不自由な方は、付き添いの方とのご来院をお勧めします。喫煙は検査後に喉の強い痛みを引き起こすことがあるため、検査前後の喫煙はお控えください。
予め問診票を記入し、お薬手帳など服用中の薬剤を持参してください。血圧や心臓病の薬を服用中の方は、少量の水で服用してください。ただし、糖尿病治療薬を服用中の方は、当日の服用は控えてください。
検査前に飲食した場合は、検査を受けることができないため、後日改めて検査を受けることになります。
胃部レントゲン検査が受診できない方
胃がん検診受診券をお持ちでない方や、胃がん検診受診券があっても以下の項目に該当する方は、受診ができない場合がございます。
- 潰瘍性大腸炎、大腸がん、クローン病、大腸憩室炎、腸閉塞の既往歴がある方
- 胃の手術を行った方、人工肛門の方
- 慢性腎不全や心不全で水分制限がある方
- 妊娠中、または妊娠の可能性のある方
- 体重が110kgの方、身長が195cm以上の方
- BMIが30以上の方は医師の確認が必要です
- 高血圧の方は来院時の血圧によって検査が中止になることがあります
- 検査当日朝に糖尿病治療薬を服用した方、インスリンなど注射薬を行った方
- 発泡剤やバリウム製剤にアレルギーがある方
- 以前バリウム検査で憩室炎を起こしたり、便が出なくなって苦しい思いをしたり気分不良を起こした方
※バリウム服用後にアレルギー反応を起こすことがあります。アレルギー症状が現れたら速やかに医療機関を受診し、適切な処置を受ける必要があります。
検査前日について
胃部X線検査では、胃内に食べ物や胃液が残っていると正確な検査ができません。必ず食後から7時間を空けて受診してください。検査が終了するまでは飲食厳禁となります。また、血液検査を受ける場合は、食後10時間以上空けてください。
※検査前日は、脂肪の多い食品、肉類、魚類、バター、食物繊維の豊富な野菜、タバコ、アルコールは控えてください。過去に消化不良を指摘されたことがある方は2日間は上記を控えてください。
検査当日について
検査当日の朝は飲食を禁止していますので、朝食を摂らずにご来院ください。食後から時間が空いていない場合は、検査を受けることができません。その場合は、別の日に変更させていただきます。
- 検査前に喉が乾いたら、水を飲み込まず、すすぐ程度で口に含んでください。
- 夏の時期は脱水症状が心配なので、起床後100ml程度（コップ1杯弱）のお水は飲んでいただいて構いません。
- 当日は、飴やキャラメルも控えてください。また、禁煙となります。
- 高血圧や心臓病の治療中の方は、当日の服薬は少量のお水で普段通り服用ください。
- 妊娠中または妊娠の可能性がある方は検査できません。
- 授乳中の方は検査できます。
- 胃の切除手術など、腹部手術を受けた方や体の不自由な方、耳の不自由な方は撮影方法や判定に工夫が必要となるため、検査前に必ず当院スタッフにお申し出ください。
- バリウムによって検査後便秘になりやすいため、緩下剤をお渡ししております。
- 普段から便秘気味の方は多めに緩下剤をお渡しします。ご希望の方は、お申し出ください。
検査後
検査後は、便秘を防ぐためにも緩下剤の服用と、多めの水分摂取をお願いしています。腹部の膨満感や腹痛がある場合、またはバリウムの排便が下剤服用後24時間経ってもない場合は、早めに当院までご来院ください。